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2009年10月28日

木材知識いろいろ -4- 表と裏の顔(良い木とは?)

いや~久しぶりに気持ちよく晴れてますね晴れ
風もいい感じ
こんなときは
仕事などせず
海か山でやしサボテン
ぼーーーーーーーーーーーーーーっと眠っzzz
してたい。。。

さぁ、仕事仕事


今回は、木の表と裏


木には、表の顔と裏の顔があります、、、
人の顔の裏表とは違いますよニコニコ


木材知識いろいろ -4- 表と裏の顔(良い木とは?)
こちら↑が一本の木から切り出された90mm角

木材知識いろいろ -4- 表と裏の顔(良い木とは?)
こちら↑は上の木より大きな木から加工した45mm×90mm

木表
 木の樹皮に近いほうを木表と言います。
木裏に比べ白太が多いです。
木繊維の密度は低く、水分を根から吸い上げて
木の上に導く導水管の本数が多くて太い
そのため、水分を多く含んでいるのが木表側。
ということは、、、乾燥時の収縮は大きくなります。
上の写真で言うと、下側です。(緑色でない方)


木裏
 木の樹芯に近いほうを木裏と言います。
木表に比べ赤身が多いです。
木繊維の密度は高く、導水管の量は少なく太さも細い
そのため、水分の含有量が少ないのが木裏側。 
ということは、、、乾燥時の収縮は少なくなります。
上の写真で言うと、上側です。(緑色の方)



一般的には、木表は木目が優しく化粧面に適していて
        木裏は木の繊維が浮き出たような感じで見た目が良くないので
        見えない面に向けて使うのですが、赤身の木裏は水に強かったり
        虫に強かったりするので、そういった耐久性が必要な場合は
        木裏を化粧面に使用する場合もあります


さて、ここで以下を見てみてください

木材知識いろいろ -4- 表と裏の顔(良い木とは?)
木材知識いろいろ -4- 表と裏の顔(良い木とは?)

お分かりになりますか?反っているのを
そう、収縮が大きい木表の方へ反るんです

床に板を張る場合は、表面に木表が出るように使うのが一般的です
木裏を上にすると木目が立ち歩きにくいからです
しかし、能舞台では滑りにくいように木裏を上向きに使うようです

鴨居は木表を下向きに、敷居は木表を上向きに使います

かんな掛けをするとき逆目がおきないように木表は末から、
木裏は元からするのが基本になります

木の特徴を知って、木を選び、使う場所も考えれば
失敗することはないですね。

お問い合わせは

098-861-2206

info@t-moku.jp





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Posted by 大真木材 at 17:18│Comments(0)木材知識いろいろ
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